オーストラリアのエクステリアとガーデン


■デザイナー's コラム

『オーストラリアのエクステリアとガーデン』

【ザ・シーズン千里中央 北川 晋也】2008年4月【ザ・シーズン千里中央のページへ

オーストラリア3都市(ブリスベン・シドニー・メルボルン)における、環境に適したエクステリアデザインの発想・組み合わせについて、日本のエクステリア文化との違いについて感じたこと。そして、ガーデンにつきましては、オーナー自らがデザインをして作り上げた情熱的な作品の数々を目にしましたのでご紹介いたします。どうぞごゆっくりとご覧になって下さい。

ブリスベンの住宅街

ブリスベンの住宅街

ゆったりと歩道が設けられ、存在感のある街路樹が家々のシンボルツリーのようになって街並みが形成されています。エクステリアとしてはこの家の様に、いわゆる「アメリカンフェンス」で家の周りをぐるりと廻すパターンが比較的多いように思えました。全景をご覧に入れることは出来ませんが、フェンス車庫ゲートともに収まりが良いので規格品ではなく、特注での造作のようです。この国では、エクステリアデザインだけでの設計・施工は確立しておらず、建築家がトータルに計画をして施工しているそうです。

色も白が多いです。白は汚れるので・・と思いますが、雨が少なく、乾燥しているのでその心配もあまり無いのでしょうか?

ブリスベンの住宅街
ものすごく小さくてかわいいレンガ門柱。恐らく、生まれて初めてみました。なにか、「こうしなければならない!」といった既成概念がなく、自由な作品。平屋と椰子のバランスが、GOOD。南国リゾートのヴィラを思わせます。
レンガ積み角柱の上から、白色ペンキ?で明るく化粧。高温多湿の日本では剥離が起こりやすいので、外での施工はあまり多くないのが現実。ただ、すごく綺麗で味わいがあるので、これからいろいろと研究してデザインに取り入れてみたい。
画像はありませんが、ポストは色合い・大きさともに、さりげなく配置されています。色彩は扉・笠木・フェンスを同一グリーンで統一しています。
巨大なジャガランタの街路樹と、美しい緑のパーゴラアーチが家の顔です。このお家には余計は構造物などいらない、と言った感じです。
シンプルモダンな門柱 これぞ、シンプルモダンって感じです。門柱の素材は、オール普通ブロックに白色ペンキです。アクセントに家のドアと同系色のマリングリーンを塗って印象付けています。コストバランスを考えても、「これはうまいなぁ!」と唸ってしまいました。


木製ゲートとフェンスのコンビネーション 木製ゲートとフェンスのコンビネーションです。グレーホワイトの貼り石が主張しすぎず、モダンです。
高級プール付住宅 トータルバランスが美しい アイアンで作る柔らかな門扉・ゲート
いわゆる、高級プール付住宅。ガラスフェンスを多用し景色を見通す透明感を演出。子供たちがプールで遊んでいました。いいですね〜。壁面の素材は白い塗り壁とダーク色の大理石(みがき)貼りです。ラインもすっきりととられトータルバランスが美しいです。 お家と合っているかは別ですが、このようなアイアンで作る柔らかな門扉・ゲートも多いです。

ゴールドコースト

ブリスベンのベイエリア、ゴールドコーストの豪邸
ブリスベンのベイエリア、ゴールドコーストの豪邸です。ガイドさんに聞くと、5億円のシャトーだそうです。堂々たる風格。ここは観光地化していて、ハウステンボスの豪華版と言った印象をうけました。水不足の環境の中、水辺に住まう事はここでは最高の贅沢と感じます。各家にはクルーザー、そしてなんと自家用ヘリコプターまで離発着しておりました。
プール付住宅
プール付住宅。水辺とプールの水面の境をぼかす手法。泳ぎながら川の水との一体感を図る。比較的レンガは少なく、RCやブロックでの建造物が多い。

個人庭園

このガーデンは、7日間の内、5日間は本業をして、残りの2日間で15年間かけて作りだしたそうです。
もともと、荒野の地にフロントガーデンだけの予定が・・広くなって・・オープンガーデンをするまでに!とても個人の方の出来とは思えない様相。この地域の気候はやや涼しく、廻りの樹木も針葉樹・コニファー・落葉広葉樹とまるで、イギリスの田舎町。肥料は、肉骨粉(ブラッド&ボーン)のコンポストと馬糞。栄養・手間をふんだんにかけられたガーデンでした。正直感想としては、複雑。いわゆるイギリス風景式庭園とフランス幾何学式庭園のMIX。きれいで、フォーカルポイントもたくさんあるが、コンセプトがいまいち良く分からない。そういうものなのかな?

ここは、水が豊かなのか、ブリスベンの住宅(オーブンにする形・植栽があまりない)からすると、考えられないくらい緑ゆたか。地域によってこれだけ変わるのは、さすがオーストラリア。

ツタで壁面緑化 つげの角柱と仕切り花壇
だまし絵?高木の松の列植の手前にレンガでアーチ壁を造作。その凹凸を利用して、ツタで壁面緑化。遠くから見ると森の中のアーチに見えます。松の後ろは本当に荒野ですので、この発想には驚嘆です。 つげの角柱と仕切り花壇。尋常でない管理の手間をかけられています。本当にガーデンを愛していないと出来ない業です。
バードバス レンガアーチ
植栽の配置・肥料のかけ方には気を使われているそうです。肥料はブラッドアンドボーン(肉骨粉)のコンポスト。 本当に素人のガーデナーが、仕事の合間に造ったのか!と言わせるレンガアーチ。その情熱と完成度の高さには頭が下がります。
常緑高木の生垣 巨大な回廊
4.5メーターはあろうかと思われる生垣です。樹種はわかりませんが、葉の形は、オオデマリや桜のそれとよく似ております。常緑高木です。ファンタジーの映画に出てきそうな雰囲気、アイアンの扉をくぐってみるとまた違う世界がありました。しかけがいっぱいです。 巨大な回廊です。素材は階段部が、恐らく掘削していたら出てきた普通の地の石をうまく使用してあるようです。階段部は白モルラルで固めてありますが、パーゴラの下は、砂きめで固めておられません。正直歩きにくいです。ただ、コンセプトは、恐らく、「このダイナミックな空間をただ感じること」だと感じました。最奥のベンチまで、整然と並ぶレンガの柱は圧巻です。精神を癒す場所のようです。
ガーデンのなかの小道 アイアン門扉
よくありがちなガーデンのなかの小道ですが・・!素材は全て廃材のコンクリートを割り敷き詰めてあります。素朴な素材が、美しい下草の良さをうまく引きだしています。本当に下草の綺麗な事!よほどの地盤改良を施さないとこうはなりません。土壌の大切さを、これからのご提案で反映してゆきたいものです。 アイアン門扉です。よく見ると、丸棒のような鉄素材はほとんど使われておらず、フラット材か、Lアングル部材で構成されています。門扉の軌跡までは聞きこめませんでしたが、おそらく、個人の方の作品だと思いますが綺麗に溶接してあり、高い生垣の意味合いをきちんと理解したデザインです。
15年の歳月で出来あがった芸術 秘密の花園
背景と妙にマッチしている光景でした。伸び上がり、象徴的な形になるのを見越しての配植だったのでしょうか。15年の歳月で出来あがった芸術です。 映画「秘密の花園」は有名です。少女が探し当てた扉を開くと、そこは・・。そんな、わくわくさせるようなワンシーンでした。判りにくいですが、扉の奥にもさらにジャスミンのパーゴラアーチがあり最高の演出が施してありました。
別に座らない。それでいいんですね。風景を創造するのは、宇宙が地球を作る事と同じこと。私はそう思います。本当に素晴らしいこと、地球に生まれた人間ならば誰でも自然の美しさは知っています。この美しさをどうエクステリアのレベルに置き換えてデザインしてゆくか。まだまだ勉強!先はみえません。
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